ホテルに人工ビーチ・・・中川運河堀止地区の観光地化計画が明らかに 2023年9月
2017に”まちびらき”をしたささしまライブ24の南側。中川運河の堀止地区を一大開発する計画が明らかになりました。
再開発を手掛けるのは、JR東海の子会社「名古屋ステーション開発」。主にJR駅の主要駅などの駅ビルや駅ナカの開発などを手掛けている会社で、今回、名古屋市の公募により選定されました。
再開発でメインとなるのは堀止の西側、地図のA地区です。このA地区に運河を見渡せるバーを併設した3階建てのホテルが建設されるほか、カフェやレストランなども誘致されるということです。
さらにB、C地区にほ人工のイベントビーチや、トレーラーの屋台村なども誘致されるということで、多くの人が楽しむことができる水辺のリゾートが整備されることになります。
計画地は現在、更地や建設会社の資材置き場などが広がっていて、人通りも少なくひっそりとしています。
開業は2026年3月の予定。運河の周囲に広大に広がっている更地が、大きく変貌していくかと思うとやはりワクワクします。
ただ再開発の成功のためにほ主に2つの課題をクリアしなけれぱならないと思います。
一つ目は中川運河の水質改善です。名古屋市など関係者の方々の努力により、以前に比べ水質は改善してきているとはいえ、決してまだ十分とは言えません。先日、名古屋城のお堀に散布した水質浄化剤をこの中川運河にも地道に散布するなど、関係者にほより一層の努力をお願いしたいと思います。
さらに2つ目として、人の流れをいかに呼び込むかです。現場周辺は公共交通が貧弱で、現在ほとんど人通りがありません。現状のままなんらかの施設をつくっても、おそらく成功は難しいのではないかと思います。東側には東海道線も走っていますが、やはり近くに新駅の建設が不可欠なように思います。
いずれにしても、都心近くでありながらこれまで、いまいち華やかさに欠けていた同地区が、今後、どのように変貌していくのか？見守り続けたいと思います。