今後は舞台公演の聖地に!?・・・旧「名古屋四季劇場」が解体せず”新劇場”として存続へ
先月(2026年7月)、熱田に新劇場を移転オープンさせた劇団四季。移転前に使用していた旧「名古屋四季劇場」について、これまで建物の解体と跡地開発が進められる予定でしたが、このほど建物が解体されず、大手イベント会社のサンライズプロモーション(東京・渋谷区)に譲渡された上で、舞台公演などに活用されることが明らかになりました。
現地の様子
旧「名古屋四季劇場」は中村区名駅南一丁目。今年(2026年)2月の「マン・マミーア!」の公演を最後に閉館しました。

閉館後は建物に人気(ひとけ)はなく、周囲の道路を通行する人の姿もまばらでひっそりとしています。

かつて「名古屋四季劇場」のロゴが入っていたところも白のパネルで覆われました。

建物を改修して”新劇場”として再出発
旧四季劇場の閉鎖からサンライズプロモーションに譲渡された経緯については、劇場四季の公式HPに掲載されています。
劇場四季のHPによりますと、数年前から地権者(NTT都市開発)に対し土地使用の延長を要望し、協議を重ねてきたものの合意に至らなかったということです。このため期限が来る前に熱田への移転を決めて新劇場を建設したということです。
しかし新劇場の建設開始後に、地権者(NTT都市開発)側から再開発の見直しとともに、「劇場建物をそのまま利活用したい」との打診がなされたということです。おそらく昨今の建設費高騰で、再開発計画が見直しになったのではないかと思われます。
地権者(NTT都市開発)側からの申し出に対して、「タイミングの不一致による無念さはあった」としながらも、「旧劇場の建物はまだ十分に使用可能」であることなどを理由に申し出を受け入れ、建物の譲渡を決断したようです。
座席や音響施設はすでに撤去されていて、建物を引き継ぐサンライズプロモーションでは、今後5億をかけて再生し、来年(2027年)7月に新劇場のオープンを目指しているということです。
“名古屋とばし”という言葉もある通り、東京と大阪に比べて名古屋は圧倒的に演劇やライブなどなエンターテイメントが少ないのが現状ですが、その大きな要因の一つに極端な”ハコ不足”があります。再開発の見直しというのはやや残念ではあるものの、劇場が存続というのは名古屋にとって大きなプラスなのかもしれません。
また不可抗力とはいえ、劇場四季側にとってはやや納得がいかない結果となったのかもしれませんが、さらに立派な劇場が熱田にオープンできた今となっては”結果オーライ”といえるのかもしれません。