跡地には分譲マンションや商業施設・・・「千種ビル群」の解体工事が開始 2023年5月
JR中央線と地下鉄東山線が交わり、名古屋の東部地域の交通の要衝の千種駅。その千種駅の北東地区にある複数の商業ビル群「千種ビル群」が、解体され跡地を積水ハウスが再開発することが明らかにされました。
もともとは甲子園でお馴染みの東邦高校の校舎があったということですが、住友生命が買い取り、1979年から順次開発が進められてきました。写真中央の最も目を引く高層ビルは1991年竣工の「千種ニュータワービル」(地上21階建て、高さ85.6メートル)です。
この「千種ビル群」。2013年に所有者が住友生命から積水ハウスに移っていました。ここ最近はテナントの募集もしておらず、昨年(2022年)11月、当プログでも以前、再開発の可能性を指摘していました。
再開発の足音がひたひたと!?・・・「千種ビル群」(2022年11月)
この予感!?は間違いではなかったようで、先日、現在のビルがすべて解体され、跡地に分譲マンションや商業施設など少なくとも2棟以上建物が建設される計画であることが建通新聞で報じられました。跡地に開発される分譲マンションは、タワーマンションとして開発される予定で、富裕層向けや投資家向けなど様々な部屋タイプが設けられる見通しだということです。計画の詳細については「検討中」ということですが、立地などを考えると同じ積水ハウスが池下で開発しているツインタワーの超高層マンションを超える規模になる可能性が高いのではないでしょうか?
ツインタワー「グランドメゾン池下ザ・タワー」についてはこちら
千種ビルと千種ニュータワービルには現在もテナントが入っていますが、千種第2ビル、千種第3ビルではすでに解体工事もはじまっています。
このうち千種第2ビルでは建物が白の囲いで覆われていて、道路と反対側では足場も組まれはじめました。今後、約一年かけてビル群全体の解体工事を進めるということです。
市内では過去最大級のマンション開発になる可能性も秘めているだけに今後の情報更新が楽しみです。
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