リニア開通に向け大きく前進・・・静岡県知事が着工を容認

リニア開通に向け大きく前進・・・静岡県知事が着工を容認

品川と名古屋の間を40分で結ぶ夢の超特急「リニア中央新幹線」。建設工事を巡り、静岡県が大井川の水資源問題や環境問題などを理由に県内工区の着工にストップをかけていて、膠着状態となっていました。その後、何年かに亘りJR東海と静岡県の協議が続けられていましたが、7日に静岡県の鈴木知事が、静岡工区の着工を容認しました。止まっていた時計の針が動き出すことで、今後の名古屋にどのような変化が起こるのか考察します。

完成は2030年代後半?今後のスケジュールは?

当初は2027年度の開通が予定されていたリニア中央新幹線でしたが、静岡工区の着工の遅れなどが大きな原因となり、開通が大幅に遅れることが明らかになっています。静岡工区が着工することにより、ようやく事業が前進するものの開通するのはまだまだ先。工期の遅れで開通は10年後の2036年頃までずれ込むとされています。ただまだまだ先の話ではあるものの、完成までの時間的な見通しがたった意義は非常に大きいといえます。リニア開通を睨んで名古屋への投資を検討している企業にとってみれば、開通時期の不透明は最大のボトルネックとなっていたことは容易に想像が着きます。今回の静岡工区容認を受け、このところやや停滞気味だった名駅地区の再開発が一気に動き出す可能性も高いと思われます。

名古屋の街に今後起こる変化は!?

なんと言っても東京まで40分というインパクトはかなり大きいものがあります。名古屋に家を持ち、東京に通勤するという生活も現実的になります。もともと東京に住んでいる人があえて名古屋に移り住むというケースは少ないかもしれませんが、リモートワークも普及している現在、もともと名古屋に住んでいる人が東京の企業に就職した場合、あえて首都圏の高い家賃を払ってまで引っ越すことなく、名古屋に住んだままリモートワークを併用しながら通勤するというケースが増えてくる可能性は非常に高いと思います。東京の一極集中が続く中、愛知県から首都圏へは年間5000人の転出超過が進んでいますが、リニア開通によりこうした転出超過が緩和されるかもしれません。

もう一つリニアにより期待される効果としては名古屋の”ハブ化”です。リニアの開通により名古屋は概ね一時間以内で首都圏、関西圏双方にいくことができる都市になります。このため海外の企業が”日本市場”の開拓を考えた場合、名古屋はかなり魅力的な拠点先になると思われます。リニア開通後、外資企業の日本拠点としてかなり注目される可能性は非常に高いと思われます。また東京や京都、静岡など人気の観光地にいく訪日観光客にとっても、名古屋はどこに行くにも便利な”ハブ”として注目を集める可能性もあります。名古屋で宿泊をしながら東京や京都など複数の観光地を訪れる訪日観光客も増えるかもしれません。

いずれにしてもリニア開通は、名古屋にとって想像を超えるインパクトになることは間違いありません。リニア開業が名古屋の街にどのような地殻変動をもたらすのか?いまから楽しみです。

 

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