リニア開通にらみ・・・中堅不動産「中駒産業」が名駅西地区で大型投資 2023年10月
名古屋駅から数百メートル西にいった太閤通り沿い。旧中京銀行中村支店の跡地に地元中堅不動産「中駒産業」が一気に2棟の高層マンションを建設する計画を進行させています。
中部経済新聞(2023年9月16日付)によりますと、用地の取得に約20億円を投じた上で、15階建てと11階建ての高層マンション2棟を建設するとのこと。15階建ては全36戸、ファミリータイプの2LDKが20戸、1Kが16戸。11階建てのマンションは1DKタイプのマンション20戸となる予定で、2棟とも1階部分は商業テナントが入る予定です。
現地では、一部、本格的な基礎工事が始まっているようです。
上の写真は15階建てのマンションが建設される一角。敷地内には一機のクレーンが稼働しているのを確認できます。
敷地北東方向からの写真。敷地内に四角形の大きな”穴”ができているのが確認できます。
上の写真、手前側のブルーのシートで覆われた仮囲いが設置されている敷地には11階建てのマンションが建設される予定です。仮囲いが設置されているものの、こちらはまだ本格的な工事は始まっていないようです。
中部経済新聞によりますと、中駒産業はこのほかにも中村区や西区の土地を購入するなど、名駅地区に総額80億円もの集中投資を進めているようです。「リニア開業への期待もあり、名古屋市内の賃貸需要は高い。下期も名古屋市内を中心に投資・開発を進める」(中駒産業 中島社長)とのこと。
名駅の西地区は東地区に比べて、これまでやや開発は立ち遅れていた感は否めませんが、リニア開業を控え、一気に飛躍することが期待できそうです。