名古屋初・・・分譲マンションの建替えが完了 2023年5月
地下鉄東山線「本郷駅」前に名古屋では初となる分譲マンションの建替えにより建設された「シエリア本郷駅前」(【仮称】本郷駅前建替工事)が竣工を迎えました。
「シエリア本郷駅前」(【仮称】本郷駅前建替工事)の前回投稿はこちら
地上15階建て、高さ44.860メートル、総戸数94戸。建替前には本郷センターハイツという地上10階建て、総戸数38戸の分譲マンションがありました。建替えにより総戸数が一気に2倍以上になり、大きくグレードアップしました。
マンションの一階では、ドラッグストアの「クリエイト名古屋本郷駅前店」が営業を開始しました。
マンションの一階では、ドラッグストアの「クリエイト名古屋本郷駅前店」が営業を開始しました。
事業に参画しているのは関電不動産、野村不動産、長谷工不動産の3社。特に長谷工不動産が分譲マンションの建替えのノウハウをもっているようです。
分譲マンションの建替えを巡っては、新しいマンションを容積率一杯にまで引き上げて、新たに生まれた部屋を新住民に販売することで、建替えに伴う既存住民の負担を軽減する手法が一般的です。
権利者が多いだけに、分譲マンションの建替えは高いハードルがあると言われていますが、名古屋の都心部でも、容積率に余裕を残しているとみられる古い低層のマンションをしばしばみかけます。こうした古いマンションを容積率一杯まで建替えることで、街に新陳代謝か生まるれことも期待できるだけに、行政なども協力して、こうした分譲マンションの建替えが徐々に浸透することを期待したいです。