超高層ビルが立ち並ぶ名駅地区の一角で、一際異彩を放っている柳橋中央市場。かつては300店舗ほどが軒を連ねていた水産物を中心にした民間食品卸市場で、東京でいえばかつての築地市場のような存在です。柳橋地区には期間限定のビアガーデンもオープンしており、街の鮮魚店の関係者だけでなくビジネスパーソンや買い物客などでも数多く訪れるスポットです。

市場直結 柳橋ビアガーデンのHPはこちら

この柳橋にあって、およそ3分の1の店舗が入居していた「柳橋中央水産ビル」が、2019年10月にビルの老朽化のため閉鎖。およそ半世紀の歴史に幕を下ろしました。

閉鎖された柳橋中央市場

往時は威勢のいい掛け声がこだましていた”柳橋”の中核施設だった建物ですが現在は建物はシャッターが閉まっており、ひっそりと静まり返っています。

1月18日 撮影

各種報道によりますと、跡地は三重県桑名市に本社あるパチンコホール経営のキング観光が取得し、地上10階、地下1階のアミューズメントメント複合施設を建設するようです。

現地は柳橋のなかでも名古屋駅により近い西側に位置し、超高層ビル街と隣接する超一等地。ミッドランドスクエアなど名駅に複数の超高層ビルを所有するトヨタグループの東和不動産もこの土地の取得に動いていたことが、2020年2月20号の「週刊ダイヤモンド」に報じられています。

記事によりますと、東和不動産には、名駅地区の”トヨタ村拡張計画”なるものがあり、2018年1月に柳橋食品ビルを取得。さらに拡張計画の中核としてこの「中央水産ビル」を取得する予定だったということですが、キング観光が百数十億円を出したため買収に失敗、拡張計画そのものが白紙に戻す危機に襲われたとしています。

東和不動産がすでに取得している柳橋食品ビル跡地

記事が真実だとすると残念としか言い様がありませんが、”外野”にとやかくいう権利はありません。いまはキング観光が手掛ける再開発に期待するしかありません。複合アミューズメント施設を建設するということなので、できればサンシャイン栄のような文化発信の拠点のような施設にしてほしいです。また、あの場所にパチンコ店というのは景観上あまりそぐわないので、できればホールはあまり目立たない地下に建設してほしい気がします。さらに寿司店など魚料理を楽しめる「テーマパーク」をビル内に設置して100年以上続いている柳橋の文化を少しでも継承していただけたらと思います。

いずれにしても柳橋ビルはこの春から解体工事がはじまり2021年~22年に再開発ビルが立ち上がる予定です。

 

 

カテゴリー: 名駅地区

ゆめ

名古屋栄が生活圏のサラリーマン。栄の変遷を見守ります

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