名古屋の象徴「名古屋城」。2018年度は220万人以上の観光客が訪れました。前年に比べて16.0%と大幅に増加していて全国の城の観光客ランキングで京都の二条城を抜いて2位。トップの大阪城(250万人)にも迫る勢いとなっています。天守閣は2018年5月に建て替えのため閉鎖しています。建て替え前に駆け込みの観光客増はあったものの天守閣がほぼ一年間閉鎖しているにも関わらす観光客数が増加している背景には、再建された「本丸御殿」や、「金シャチ横丁」の整備などがあります。

金シャチ横丁義直ゾーン

金シャチ横丁宗春ゾーン

名古屋城東門の最寄り駅は「市役所駅」。名古屋城の観光客が増加するなか、現在この市役所駅の駅名を「名古屋城駅」に変更することが検討されています。

市役所駅

名古屋市交通局では現在、この市役所駅も含めて、以下の6つの駅の駅名の変更を検討しています。

中村区役所・・・2023年1月に中村区役所が移転するため

本陣・・・新中村区役所の最寄りとなるため

市役所・・・「名古屋城」などに変更検討

浅間町・・・「名古屋城正門」に変更検討

伝馬町・・・熱田神宮が近く、駅名変更を検討

桜山・・・「市立大学病院」への変更検討

先に個人的な意見を言うと「市役所駅」、「中村区役所駅」は、駅名変更をした方がいいかと思いますが、そのほかの4駅については、あえて駅名を変更しないほうがいいのでは?と考えています。

市役所駅については名古屋市議会のなかで「(観光客が)路線図で名古屋城を確認する方法がない」という指摘に対し、河村市長が「何十年前か知りませんけど、やっぱり役所が中心だったんですよ。残念なことに。」とした上で「名古屋城と大きく書かないかん」と答弁して、駅名の変更を明言しました。駅名はその周辺地域を象徴するものがベストだと思いますが、そうした観点にたった場合、市民からするとこの駅を「市役所駅」するのは違和感を感じますし、観光客にわかりやすいといった観点から「名古屋城駅」とするのがベターだと思います。

また「中村区役所駅」についても、当然、移転と同時に駅名を変えた方がいいと思います。(東京の東急東横線の「学芸大学」「都立大学」のように大学移転後も駅名が地域に根付いたため駅名がそのまま変わらず残った例もありますが・・・)。

ただその一方で「浅間町」は、名古屋城の正門のすぐ近くにあるわけではなく、また「伝馬町」も、すでに熱田神宮の近くに「熱田」(JR)、「神宮前」(名鉄)といった駅がすでにあるなかで、敢えて駅名を変える必然性はあまりないように思います。

ましてや「本陣」や「桜山」といった市民に長年親しまれてきた駅名を捨ててまで「中村区役所」や「市立大学病院」といった駅名にかえるのはナンセンスと思えてなりません。「栄」を「中区役所」と駅名を変更しようとしたら市民の納得は得られないと思いますが、それと一緒のことをやろうとしているともいえるのではないでしょうか?

駅名変更については今後、名古屋市交通局の有識者懇談会で、2021年1月に検討結果が出される見通しです。

みなさんは、今回の駅名変更議論をどのようにお考えでしょうか?

カテゴリー: コラム

ゆめ

名古屋栄が生活圏のサラリーマン。栄の変遷を見守ります

1件のコメント

tko · 2019-10-10 11:18 PM

本陣は「御器所(昭和区役所)」同様,括弧書きで十分だと思います。
それとは別に,なぜ「御器所通」ではなく「御器所」になったのか疑問ですが。

伝馬町も仰る通りです。その上,近くに神宮の入口がないですし,伝馬町自体にも七里の渡しなどいくつか史跡があるので,駅名変更によってそういう歴史が薄れてしまう恐れもあると思います。

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