スタートアップ支援施設「STATION Ai(ステーション エーアイ)」建設状況 2023年10月
鶴舞公園の南。旧「愛知県勤労会館」の南側で建設が始まっている「STATION Ai(ステーション エーアイ)。愛知県が整備する国内最大級のスタートアップ支援施設で、スタートアップ企業の創出・育成やオープンイノベーションの促進を目指しています。
総工費は143億円。地上7階建て、延べ床面積は2.3万㎡。一階から三階にはイベントスペースやカフェ、レストランが整備されるオープンスペースで、4階から6階がオフィスフロアとなります。
施設内はまさに”近未来”。イメージ図を見る限り、全面吹き抜けの開放的な空間で、施設内にロボットやドローまたンが活躍する施設です。各階は階段やエレベーターだけでなくスロープでもつながる完全バリアフリー構造になるということです。車椅子の方だけでなくロボットの移動も容易にすることが狙いのようです。
現地ではすでに基礎工事が進んでいるようです。前回投稿から4ヶ月。高い囲いに覆われていてあまり外から変化を伺い知ることはできませんが、かなり大きなクレーンが稼働していました。写真はちょうど資材を持ち上げるところです。
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着工からおよそ一年。中の様子を覗き見ると、基礎工事の序盤から中盤といった感じですが、工事は確実に進んでいるようです。
完成は一年後の2024年10月の予定です。工業製品出荷額で断トツの一位となるなど自動車産業を中心にものづくり産業が盛んな愛知県ですが、経済基盤をさらに強固なものにするためにも次世代をリードする会社を育てるのは不可欠。1000社の入居企業を想定している同施設。起業後10年後には5%、20年後には0.6%しか生き残れないというデータもあるほど厳しい世界ですが、一社でも多くの企業がこの施設から羽ばたいていくことを願うばかりです。
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