マリオットとも提携で準備は万端・・・ラグジュアリーホテル「TIAD」(【仮称】名古屋ホテルPJT) 2023年2月
中区栄5丁目。地下鉄名城線「矢場町」駅の一番出口すぐのところで建設が進められていたラグジュアリーホテル「TIAD」(【仮称】名古屋ホテルPJT)。外観はほぼ完成し、工事は仕上げの段階に入っています。
地上14階、地下1階、高さ59.91メートル。建物を覆っていたシートが取り外され、ブロックを積み上げたような凹凸のあるユニークな外観が姿を表しています。
建物北側からの写真です。外観はほぼ完成しているもののこちら側では、一階部分のみ依然、白の囲いに覆われます。
久屋大通の反対側。建物東からの写真です。よく見ると、部屋の一つ一つに観葉植物が設置されているのが確認できます。
開発を手がけるのは、山口県下関市に本社がある「日本セレモニー」です。名古屋市と愛知県が進める高級ホテル立地促進事業の補助金対象の第一号となった同ホテル。150室ある客室は全室50平方メートル以上あるラグジュアリーホテルです。
国際会議にも対応可能な3つのバンケットルーム、眼下に久屋大通り公園が広がるレストラン、屋内プールやフィットネスジムなどの施設が整備され、名古屋市内にはこれまでなかったようなグレードです。
この「TIAD」を巡っては、世界最大のホテルグループ、マリオットナショナルと提携し、「オートグラフコレクション」のブランドが冠されることが明らかにされました。
「オートグラフコレクション」は、マリオット グループのプレミアムグループの最上位に位置づけられているコレクションブランドで、他にはない特徴をもつ独自性のあるホテルに冠されるようです。マリオットと提携することにより、世界に約１億7,000万人の会員を抱えるマリオットグループの一員となることで、訪日外国人の誘客にも大きなメリットが期待できます。
ホテルのオープンは今年(2023年)7月。オープンする頃には、すでにコロナも5類となり、徐々にインバウンド需要も徐々に回復することが予想されます。これまでに市内になかったタイプのホテルが、地域経済にどのようなインパクトを与えるのか？いまから楽しみです。
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