ファンの聖地へ・・・・「ジブリパーク」開業間近 2022年10月
名古屋市の東。愛知県長久手町の愛・地球博記念公園内で整備が進められている「ジブリパーク」。ジブリ映画の世界観を再現するテーマパークで、いよいよ来月(2022年11月)1日にオープンします。
「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の5つのエリアが園内に点在する形で整備が進められていますが、第一期のオープンとなる来月は「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアが先行してオープンします。
園内に入るエレベーター塔です。「天空の城ラピュタ」の世界のモデルとなった19世紀末の空想科学世界をもとにデザインされています。日常からジブリの世界観に一気に誘われます。
入り口から入って左手すぐ。「青春の丘」エリアでは、「耳をすませば」のアンティークショップ「地球屋」を再現した建物が完成しています。
建物内部では、作品の世界観が堪能できるアンティーク作品などが多数展示されます。
かつて温泉プールがあった建物は改造され、ジブリパークのメイン施設となる「ジブリの大倉庫」エリアとなります。大型の施設内に企画展示やショップやカフェなどジブリの魅力が詰まった施設になるということです。企画展の開催でリピーター需要などを取り込む施設になりそうです。
先行して3つのエリアがオープンしますが、今後23年秋には「もののけの里」エリア、24年春には「魔女の谷」エリアが順次開業していきます。
オープンは一年以上先の「魔女の谷エリア」では、現在も施設の建設が進んでいます。オープン後も徐々にパークが充実していくことになります。
愛・地球博記念公園は年間150万人以上の来場者がいる県民憩いの公園でもあります。ジブリパーク開園後も愛・地球博記念公園の様々な機能は残されます。無料で入れる公園施設に、ジブリパークの各エリアが有料ゾーンとして点在するというつくりで入場料は「ジブリの大倉庫」が平日 大人2,000円、子供1,000円(休日 大人2,500円、子供 1,250円)。「青春の丘」と「どんどこ森」が平日休日ともに大人1,000円、子供500円です。パーク内の混雑を避けるため入場はいずれも事前予約制になるということです。
世界中にいるジブリファンの”聖地”としてのポテンシャルも秘められているジブリパーク。経済効果は少なく見積もっても480億円にのぼるとみられていて、会場へのアクセスの一つとなる「リニモ」の増便もすでに決まっています(さらなる飛躍へ・・・ジブリパーク開園控えリニモが増便へ)。今後、さらにどどのような波及効果をもたらすか楽しみです。
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