11月に開園・・・ジブリパークを徹底リポート 2022年3月

11月に開園・・・ジブリパークを徹底リポート 2022年3月

愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に、今年(2022年)11月1日、ジブリ映画の世界を体感できる施設として「ジブリパーク」がオープンします。本稿では、そのジブリパークの全容と、オープンに向けた現在の様子をリポートします。

概要

ジブリパークは、愛知県、スタジオジブリ、中日新聞が参画し、今年(2022年)11月1日にオープンする新テーマパークです。愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の所有者でもある愛知県がテーマパークに必要な整備をして、スタジオジブリと中日新聞がテーマパークの管理運営をする新会社を設立しています。ジブリパークを整備にあたっては、愛・地球博記念公園の機能を残したまま整備が進められるのが特徴で、公園内にジブリパークの有料ゾーンが点在することになります。

園内地図

園内には5つのエリアが整備され、2022年11月に「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」の3つが、また、2023年度に「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」がオープンする予定です。

第1期 2022年11月1日開園

① ジブリの大倉庫エリア

2018年に営業終了した温水ブールの建物を改築する形で整備させる屋内施設です。施設内は常設展示室と企画展示室、映像展示室の3つが整備されます。常設展示室では「借りぐらしのアリエッティ」のアリエッティの家や彼女の目線でみた植物が大きなセットで再現されていたり、「天空の城ラピュタ」で登場した空飛ぶ巨大な船が全長およそ6メートルのスケールで設置されるということで、ジブリの世界を堪能できるパークのメイン施設になります。

ジブリの大倉庫エリア(2月27日 撮影)

施設が現在改良工事中です。旧温水プールの施設が囲いに覆われていて、工事の進捗状況がわからないのは残念ですが、オープンに向けて着々と整備が進められているとみられます。

② 青春の丘エリア

愛・地球博記念公園の入り口付近で整備されるエリアで「耳をすませば」、「猫の恩返し」の世界観が再現されます。

公園の入り口に設置されていた既存のエレベーター施設が「エレベーター塔」に改修されています。来園者をジブリの世界に誘う象徴的な建物です。

エリア内には「耳をすませば」の「地球屋」の建物が再現されます。すでに一部で外観が姿を現していて、独特の世界観が忠実に再現されているのを確認できます。エリア内には、同映画に登場する「ロータリー広場」や「電話ボックス」、「掲示板の張り紙」なども再現されるということです。

さらに「猫の恩返し」に登場する「猫の事務所」が猫の目線で再現されるということです。

③ どんどこ森エリア

「となりのトトロ」の世界観を再現するエリアです。ゾーンには囲いがほどこされていて、現状、あまり工事の進捗状況がわかりません。

どんどこ森エリア予定地

緑に囲まれた自然たっぷりのエリアで、すでに2005年の愛・地球博開催時につくられた「サツキとメイの家」がエリアの中心になりますが、現在はエリア整備の工事のため休業しているようです。

サツキとメイの家(Wikipediaより)

「サツキとメイの家」の裏山には、トトロの形をした木製遊具「どんどこ堂」も整備される予定で、子供たちが遊びながら自然とふれあうことがエリアになっているようです。

第2期 2023年度開園

④  魔女の谷エリア

大芝生広場から少し南にいったところにある未利用地に整備されるエリアで、「ハウルの動く城」と「魔女の宅急便」の世界観が再現されるエリアです。遊戯施設だけでなく、休憩・レストラン棟なども整備される予定だということです。「ハウルの城」が再現されるほか、映画に登場したパンが実際に買える「魔女の宅急便」の「グーチョキパン店」なども開店する予定だということです。

魔女の谷エリア予定地(2月27日 撮影)

このエリアのオープンは2年後となるだけに、現状、白のパネルで覆われた一帯が延々と続いていて、建設物はまだみえませんが、ここに建設予定の「ハウルの城」はジブリパークの目玉の一つになりそうです。

⑤もののけの里エリア

公園の北東で整備が進められているエリアです。映画「もののけ姫」に描かれている日本の里山的風景が再現されます。

もののけの里エリア予定地(2月27日 撮影)

こちらのオープンも2年後になるだけに、現場にはまだ、建築物の建設ははじまっていません。公園内の近くには里山を学ぶ体験ができる「あいちサトラボ」という施設があり、オープン後はこの施設と一体的な運営がされるとみられます。

まとめ

「愛・地球博記念公園」の無料の公園施設を維持しながら、公園内に点在する形でつくられるジブリパーク。各エリアごとに入場料が徴収されるといった独特のスキームになりそうです。また、ジブリの世界観を体現できふというコンセプトだからでしょうか、派手なイベントや演出といったものはほとんどなく、“商業授業“のテーマパークとは一線を画すという意図が明確にあるようにも思います。おそらくジブリパーク自体は、大きな利益が生まれるようなテーマパークにはならない気がしますが、観光資源としてはかなり強力なコンテンツで、将来的には世界中から多くの観顧客が名古屋を訪れることが期待できます。2017年にオープンしたレゴランドとの相乗効果なども産まれれば、この地方の観光産業に大きなプラスをもたらすことになりそうです。

ジブリパーク整備のその後についてはこちら

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