旧滋賀銀行名古屋支店跡地 「丸の内Oneビルディング」(【仮称】丸の内一丁目PJ)が竣工 2021年12月
中区丸の内1丁目の伏見通り沿い。旧滋賀銀行名古屋支店跡地で建設が進められていた賃貸オフィスビル「(仮称)丸の内一丁目PJ」が竣工しました。ビルの名称は「丸の内Oneビルディング」となったようです。
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地上12階建て、高さ54.35メートル。伏見通りを挟んだ向かい側には、アルペン本社ビル(地上 25階建て、高さ115.866メートル)、東建コーポレーション本社ビル(地上17階建て、高さ78.95メートル)などがありますが、こちらのブロックのなかでは、アタマ一つ抜けたビルになります。
全面ガラス張り。色合いもシックで落ち着いたビルです。”コロナ禍”で、テナントが十分に集まらず、空き室を抱えたままのスタートになったようですが、新築のビルだけに新たな需要にも対抗できていて競争力も高いと思われるので、長期的にはあまり心配しなくてもいいのではないでしょうか?
低層の建物だった旧滋賀銀行名古屋支店から、高層のオフィスビルへの建替えで、都心の土地の高度利用化が大きく進みました。伏見通りを南に下ったところでは、旧山口銀行名古屋支店の再開発事業も動き出しています。
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さらに名駅5丁目では三重銀行と合併した第三銀行の旧名古屋支店跡地でも、現在、再開発が進んでいます。
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フィンテック(金融のIT化)や、地銀の統廃合の加速化で、銀行支店の廃止や縮小の動きはしばらくは今後も続くと思われます。奇しくも先日、愛知銀行と中京銀行が2022年10月に経営統合することが発表されました。支店の統廃合がされていけば、今後、さらに”銀行支店跡地の再開発”というのがありそうです。