「山口銀行名古屋支店」が移転・・・跡地は名古屋ビルディングが再開発へ！？2021年10月
地下鉄東山線「伏見駅」から伏見通りを南へ行った伏見通り沿い。旧山口銀行名古屋支店が移転により閉店となりました。
支店が移転したのは先月9月13日で、移転先は錦2丁目のビルの一角です。移転からまだ1ヶ月あまりですが解体に向け旧支店には、すでに白い囲いがかけられたほか、周囲に足場が組まれました。
旧支店右側の建物は、2017年竣工のグランドメゾン御園座タワー。左側の建物が碧海信用金庫御園支店です。奇しくも隈研吾さん設計のデザイン豊かな建物に挟まれています。
跡地は名古屋の都心部で複数のオフィスビルを運営している「名古屋ビルディング」が、再開発を進めるようです。「名古屋ビルディング」は現在、名駅地区で「名古屋ビル東館」を建設中。再開発の詳細は明らかになっていませんが、おそらく高層のオフィスビルが建設されるのではないでしょうか？名古屋ビルディングは市内で二つの再開発を同時並行で進めることになります。
名古屋ビルディング東館の建設状況はこちら
このところ滋賀銀行、第三銀行と地方銀行の名古屋支店が移転し、低層の旧支店から高層のオフィスビルに建替えが進められる動きが加速しています。
滋賀銀行名古屋支店跡地の再開発の状況はこちら
第三銀行名古屋支店跡地の再開発の状況はこちら
地方銀行の支店は1960年代の高度経済成長期に建てられたものが多く、ビルが老朽化していることに加え、フィンテック化など経営環境の変化で、支店機能のスリム化が進んでいます。名古屋市内には、低層の地方銀行の支店がまだちらほら都心部に残されています。今後もこうした地方銀行の支店が高層の建物に生まれ変わる”新陳代謝”が続くのかもしれません。
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