跡地はアスファルトに・・・「JETTY(ジェティ)イースト棟」が解体完了 2021年8月
港区港町1丁目。レジャー施設が集まる名古屋港のガーデンふ頭の商業施設「JETTY(ジェティ)イースト棟」の解体工事が完了しました。
「ジェティ」は1992年開業の商業施設、開業当初は「ウエスト」「ノース」「イースト」の3棟があり、中部日本放送(CBC)の子会社「シービーシーフロンティア」が運営をしていましたが、1999年に名古屋港管理組合に施設が譲渡され、現在は名古屋港水族館などを運営している「財団法人名古屋みなと振興財団」が事業を手掛けています。
3棟のうち「イースト」は、ガーデンふ頭6号上屋(うわや)をそのまま活用した建物で、老朽化が進んでいて2016年3月に閉鎖され5年間放置されていましたが、今年(2021年)3月から解体工事が始まっていました。
解体後の跡地利用については明らかになっておらず、アスファルトが敷き詰められました。勝手な想像ですが、とりあえずイベントスペースとして利用されるのかもしれません。
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写真奥のエメラルドグリーンの建物は、現在も稼働している「JETTY(ジェティ)ウエスト」です。「レッドロブスター名古屋港ガーデンピア店」などの飲食店やアウトレットストアなどが入るJETTY(ジェティ)の中核施設です。
レジャ施設が多くあるガーデンふ頭ですが、正直、名古屋港水族館以外に多くの人を引きつける施設がありません。名古屋の都市規模を考えるとガーデンふ頭はその潜在性が発揮されていないと強く思います。2017年に名古屋港管理組合がまとめた「名古屋港ガーデンふ頭再開発基本計画」でも、「名古屋港の交流拠点であり続けるためには更なる魅力の創出が不可欠」として、今後、温泉施設やスポーツ施設、宿泊施設の整備などに言及しています。
閉鎖された商業施設が5年間も塩漬けになっているなど、まだまだ動きは鈍いと言わざるを得ませんが少しずつでも再開発を進め、ガーデンふ頭の賑わいが徐々に増していくことを期待したいです。
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