MTG本社ビル建設工事 未だ始まらず 2021年4月

JR熱田駅の東の旧神宮東中日ハウジングセンター跡地。「SIXPAD(シックスパッド)」など美容健康器具販売の「MTG」の本社移転が検討されています。

MTG本社建設予定地(4月3日 撮影)

MTGは2017年にこの広大な土地を取得。現在、中村区本陣通4丁目などにある本社機能など、名古屋市内に点在する拠点をこの場所に集約することにしています。当初の予定では2020年~2021年に本社機能を移転する予定でしたが、現在、いまだに工事が始まっている様子はありません。現場にはショベルカーなどが稼働していたこともあり、以前、「基礎工事が始まったのでは?」といった投稿をしたこともありましたが、勘違いだったようです。

MTG本社ビルの移転新築についてはこちら

旧神宮東中日ハウジングセンターの南、日本車両製造から買い受けた土地でも動きがありません。

MTGは1996年設立の新興企業。クリスティアーノロナウドを広告塔にした「SIXPAD」などが話題となり、急成長を遂げました。

その後も美容器具の「Refa(リファ)」や、ウォーターサーバー事業の「Kilara」の販売を開始。2018年にはマザーズ上場を果たすなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大し、全国的にも注目されるユニコーン企業でした。

しかし2019年度にはいると、中国の電子取引(EC)規制を背景にした国内外のいわゆる”テンバイヤー”の減少、韓国の日本製品の不買運動などが経営を直撃。主力商品の「Refa(リファ)」が60%減と大幅な落ち込みとなりました。このため2019年9月期の決算は262億円の赤字となり、上場して一年ほどしか経っていない株価は暴落。一時は経営危機もささやかれるほどでした。

こうしたなか本社移転計画を”凍結”したようで、内外の店舗を半減するほか、「Kilara」事業の売却などをして建て直しを図っていたようです。

MTGでは業績の回復を待って、移転計画を再始動するつもりのようで、その間、リースなど土地の有効利用を検討していくということです。

いわゆる“巣籠もり需要“の増加もあり、2020年9月期は15億の黒字転換となりました。今後は立て直しも奏功し、徐々に経営が改善してくるのではないかと思われます。自己資本が厚く経営が破綻することはないとは言え、想像するに銀行の融資態度の硬化など、今後も資金繰りに苦労するケースがあるかもせれません。ただ、名古屋では珍しいアグレッシブな企業だけに、なんとか苦境を乗り越えて大きく飛躍してほしいものです。

 

 

 

 

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