名古屋港にぽっかり浮かぶ人工島 「ポートアイランド」の活用方法は?

名古屋港にぽっかり浮かぶ人工島 「ポートアイランド」の活用方法は?

「ポートアイランド」と聞いてほとんどの人は神戸港に浮かぶ人工島を思い浮かべるのではないでしょうか?「ポートアイランド」という島は名古屋港にもあることを、地元・愛知県の人でも知ってる人は少ないのではないでしょうか?

建設グラフインターネットダイジェストより

面積は2.57k㎡。ナゴヤドーム53個分の大きな人工島です。島にアクセスをする道路や鉄道はなく、島には更地が広がっているだけで、なにもありません。それどころか現状はどの地方公共団体にも属しておらず、「島」ではなく「海」扱いとなっているのです。地元・愛知の人ですら、知らないのは当然と言えば当然なのかもしれません。一見、なんのためにつくったのかがわからない人工島ですが、これにはわけがあります。

名古屋港には庄内川など複数の川からの流入があるため、徐々に土砂も蓄積されていきます。そうした土砂を取り除いていかないと、特に大きい船舶の入港ができなくなってくるので、常にこうした土砂の除去作業がされています。ポートアイランドは、こうした取り除かれた土砂の処分場だったのです。つまり、そもそも目的をもってつくられた人工島ではなく、不可抗力でつくらざるを得なくなっていた人工島なのです。

ただ不可抗力とはいえできあがった人工島を効果的に活用できないか?平成30年(2018年)名古屋商工会議所は、以下の3つの活用案を提言しています。

① 飛島ふ頭と鍋田ふ頭とも一体化させた一大物流拠点を整備した上で、金城ふ頭の自動車取り扱い機能の移転・集約

一見、地味な活用案ですが、この案で注目すべきは「金城ふ頭の自動車取り扱い機能の整備・移転」です。金城ふ頭はレゴランドや鉄道博物館など急速にアミューズメント化されています。現在も金城ふ頭にある自動車取り扱い機能の移転がかなえば、金城ふ頭内にさらなる開発用地が生まれることになります。

② 次世代エネルギーを含めた総合エネルギー拠点

次世代のエネルギーとして期待されている水素やLNG、それに再生可能エネルギーなどの総合エネルギー拠点の形成です。3案のなかでは最も地味な案ですが、アクセス道路や鉄道などの整備を必ずしも必要とせず、”孤島”のままでも成り立つ現実的な活用法です。

③ アミューズメント施設の整備

あおなみ線の延伸などによる鉄道アクセスなども整備した上で、アミューズメント施設を整備するという案。まさにこういったところにカジノを整備したりするのも面白いかもしれません。

いずれにしろ名古屋港管理組合では、アクセスについての検討を進めています。

名古屋港管理組合より

いずれも巨額の投資となり、実現に向けては大きなハードルもありそうですが、夢はひろがるばかりです。

ポートアイランドの開発は、名古屋港にとっては、今後、数十年規模で進められてることになりそうな一大プロジェクトです。ウオーターフロントが大きく変わるような思いきった開発を期待したいです。

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