鉄道博物館やレゴランドの進出で、徐々ににぎわいが創出されてきている名古屋港の金城ふ頭。この金城ふ頭に、大型クルーズ船の着岸拠点を整備する計画があるようです。
場所は金城ふ頭の東岸。金城ふ頭は自動車の輸出拠点でもありますが機能が集約されていないため国土交通省の中部地方整備局が現在、再編事業をしています。この再編事業は2021年まで行われますが、再編事業が終わった2022年度以降に大型クルーズ船の着岸拠点が整備されるということです。
現在、名古屋港のクルーズ船は、主に港の奥まったところにあるガーデンふ頭に着岸しますが、伊勢湾岸自動車道の名港中央大橋(名港トリトン)をくぐらなければならないため高さに制限があり大型のクルーズ船の着岸のネックとなっていました。
大型クルーズ船は一度に何千人も乗せることが可能で、富裕層を中心にした訪日観光客のとりこみには絶大な効果が期待できます。
訪日観光客が増加傾向にあるなかで、近年大型クルーズ船の寄港は急増しています。名古屋港は総取扱貨物量が平成14年以降16年連続で日本一となるなど、これまで「産業港」としての色彩が強い港でしたが、今後、さらなる発展を遂げるためには、観光・レジャーの整備をすすめることが不可欠といえます。
大型クルーズ船の着岸拠点の整備で、名古屋港がどのように変貌するのか?見守りたいです。