建設前に遺跡発掘調査が開始・・・「名古屋第4地方合同庁舎」(旧ゆうちょ銀行名古屋貯金事務センター跡地) 2023年7月
中区丸の内三丁目は県庁や市役所、それに国の地方機関などが集まっている名古屋の官庁街です。この三の丸界隈では、低層で老朽化が激しい庁舎を順次建て替えるプロジェクトが始まっています。建て替えの手始めに工事が始まった旧「ゆうちょ銀行名古屋貯金事務センター」の解体工事はほぼ終了したようです。
前回投稿から3ヶ月が経過しました。前回投稿時には解体後の瓦礫が現場にうず高く積まれていましたが、現在はほぼすべての瓦礫が撤去されています。
旧「ゆうちょ銀行名古屋貯金事務センター」の前回投稿はこちら
跡地には「名古屋第4地方合同庁舎」が建設予定で、中部経済産業局や東海農政局など国の5つの地方機関を集約されます。
ぱっと見、解体後に工事はあまり進展しないようにみられますが、現在は新庁舎建設前に遺跡発掘調査を進めているようです。
現地に掲げられた看板によりますと遺跡発掘調査は来月(2023年8月)末まで続けられるようです。三の丸地区は名古屋城の外堀の内側にあたり、江戸時代には旧尾張藩の重臣達が居住していた場所です。歴史的には価値の高そうな一帯なだけに遺跡発掘で工事が中断するのはある意味仕方ないのかもしれません。
いずれにしても新庁舎の工事が始まるのは秋口から。今後、長い年月をかけて順次建替え工事が進められるだけに、これからも末永く見守り続けたいと思います。
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