老舗書店「正文館本店」が閉店へ・・・跡地開発の行方は！？
東区東片端。外堀通と国道41号線が交わる「東片端」交差点をやや東にいったところで、長年、営業を続けている老舗書店「正文館本店」が、6月末で閉店することが明らかになりました。
ビルが完成したのは1964年(昭和39年)。以来、60年近く営業を続けてきました。地上7階建て。2階までが店舗で3階から7階は貸テナントが入っていました。
名古屋市内の公立の小中学校で取り扱う教科書がすべて取り揃えられているなど、品揃えも豊富で、長年、地元に愛されてきた”老舗書店”でした。
閉店の直接的な理由は建物の老朽化のようです。店のシャッターが壊れている他、雨漏れなどもあるということですが、アマゾンなどのネット販売や電子書籍の普及で、売り上げが落ち込む中で、建物の建替え費用を回収するのは困難と判断され、土地と建物を売却することを決めたということです。
本店の閉店後も県内の3店舗(「知立八ツ田店」、「長久手フレンドタウン店」、「緑区グリーンプラザ店」)と外商部は営業を続けるということですが、長年、地元に愛された書店が閉店となるのは、やはり一抹の寂しさがあります。
土地と建物の売却先については明らかにされておらず、跡地利用についての詳細は明らかにされていません。敷地の北側には山吹小学校があり、あまり、大きな建物は建てられないかもしれませんが、栄まで徒歩圏内という絶好のアクセスなだけにかなりの高度利用が期待できます。今後の情報の更新に注視していきたいです。