本格的な解体工事へ準備工事が着々と・・・「栄町ビル」(旧名古屋国際ホテル) 2023年2月
中区錦三丁目。興和が大規模再開発を予定している「栄町ビル」の解体がいよいよ始まりそうです。
地上9階建て。1964年竣工の複合ビルです。 築58年が経過していてかなり老朽化しています。2年班前の2020年9月、建物の核となっていた旧「名古屋国際ホテル」が閉館。2021年10月末に、一階と地下一階に入っていた商業テナントもすべて撤退していました。その後一年以上、大きな動きがなくひっそりとしていましたが、昨年(2022年)末、建物の周囲が囲いに覆われはじめました。
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前回投稿から2ヶ月。建物の周囲には足場が組まれました。いよいよ本格的な解体工事がはじまるようです。
準備工事は建物西側が最も進んでいるようで、すでに建物全体がパネルで覆われました。
北側、錦通り沿いからの写真です。こちらはまだ半分程度の高さまでしかパネルの取りつけが進んでいませんが、全体がパネルに覆われるのも時間の問題かと思います。
建物は興和グループ傘下の丸栄の所有です。興和は、広小路通りを挟んだ向かいの敷地も含めこの一帯を再開発する構想を明らかにしています。
少し前の情報ではありますが、再開発に伴う総事業費は2,000億円。名古屋駅のツインタワーJRセントラルタワーズの総事業費が2,000億円でしたので、JRセントラルタワーズとほぼ同等の市内最大級の再開発計画です。
5年ほど前に開発予定地での買収交渉が一部難航している事が明らかにされましたが、その後の情報更新はありません。おそらくいまだに暗礁に乗り上げているのではないでしょうか？
ただ実現すれば、間違いなく栄地区に大きなインパクトを与える再開発です。近年、名駅地区に後塵を拝していた栄地区を大きく飛躍させるためにも、関係者同士が協力し、一日も早く実現に漕ぎ着けていただけることを祈るばかりです。
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