予定地はスッキリ・・・「リニア中央新幹線名古屋駅」東側 建設状況 2022年5月
品川ー名古屋間で建設が進んでいるリニア中央新幹線。リニア名古屋駅は、地下30m~40mのところに、現在の名古屋駅に垂直方向に建設されます。このため建設予定地は、名古屋駅の東口西口双方にまたがります。
このうち超高層ビル街が広がる駅の東地区ではリニア駅予定地のビルの解体作業が終了し、都心にぽっかりと穴が空いた状態を確認できます。
写真手前が旧「東洋ビル」、左側の敷地が旧「モンブランホテル名古屋駅前」、奥の更地が旧「ダイヤビル1号館~3号館」です。真ん中の建物は、2018年竣工の飲食を中心にした商業ビル「コレクトマーク名駅三丁目」です。おそらくこのビルはギリギリ駅の建設予定地から外れていると思われます。
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予定地の買収からビルの解体まで約7年。計画を進めているのは一民間企業である「JR東海」ですがまさに”国家的プロジェクト”です。現在は、解体したビルの基礎を取り除く工事が進められていて、リニア名古屋駅の本格工事に向けた準備工事が進められています。
心配されていた用地買収が完了し、いよいよリニア名古屋駅の建設がはじまることで、開通に向け大きな”ヤマ”を一つ超えたといえます。大井川水資源問題により、当初予定されていた2027年の開業はほぼ絶望的とも言われていますが、今後も粘り強く一つ一つ課題を解決していただき、一日でも早くリニアが開通することを願うばかりです。
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