リニア新幹線開通を機に、東口、西口ともに大規模な再開発が計画されている名古屋駅。このうち西口(太閤通口、新幹線口)の基本設計が先日、明らかになりました。
駅前広場の基本設計はプロポーザルによって、米澤隆設計事務所(名古屋・昭和区)が選定されました。現在は駅を出てすぐのところにあるタクシー乗り場がありましたが、採用された基本設計案では、タクシー乗り場が南に移動され(上の図の右側)駅出口に広い広場が設けられます。西口のシンボルともなっていた噴水も撤去され駅前の広場はイベントも開催できるような大きなものになるということです。東口もシンボルの”飛翔”が撤去され駅前広場が作られることが明らかになっています。名古屋駅は両出口のところに大きな広場が設置されることになり一大交流拠点となりそうです。
名古屋駅東口の再整備についてはこちら
ただ基本設計を見て「これで終わり?」と若干元足りなさを感じているのも多いのではないでしょうか?当ブログでも以前、名古屋駅西口に2本の超高層ビル構想があることを紹介しましたが、今回発表された基本計画では超高層ビルどころか建築物が一つもありません。
これについては日本経済新聞の報道が参考になります。同新聞によりますと、「西口ではその後、商業ビル2棟も建設されるが、・・・(中略)詳細は未定。全体像が見えないまま21年度中に工事が動き出す。」としています。
超高層になるかどうかはわかりませんが、駅前広場の両脇、タクシー停車場とバスターミナルの上に、”商業ビル”を建設する計画が残っているのではないかと思われます。
いずれにしても21年度中に駅前整備の工事が始まるということです。大きく変わっていく西口前の動向を今後も見守っていきたいと思います。
名古屋駅西口再整備のその後についてはこちら