観光需要を掘り起こせる!?・・・ 「ジブリパーク」整備工事が開始 2021年1月
15年前の2005年に開催された「愛・地球博」(愛知万博)のメイン会場となった愛知県長久手市の「青少年公園(モリコロパーク)」内には、2022年秋から「ジブリパーク」というテーマパークに生まれ変わります。
「ジブリパーク」は青少年公園の管理者である愛知県がスタジオジブリ、中日新聞と提携してつくられる新しいテーマパークです。「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」などのジブリ作品の世界観が再現されるようです。
愛知青少年公園(モリコロパーク)内に「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」「どんどこ森エリア」の5つのエリアが整備される予定です。園内の整備予定図を見る限り5つのエリアは、公園内に点在して整備されるようです。
計画では2022年秋に「青春の丘エリア」、「大倉庫エリア」、「どんどこの森エリア」の3つが先行されてオープンする予定。残り2つは2023年に整備されるということです。
先行して整備される3つのエリアでは、すでに現在工事がはじまっています。
写真は「青春の丘エリア」の予定地の様子です。重機が入り、ブルーのシートが被せられているところもあります。
予定地は白い壁で覆われています。ただ、ジブリパークは青少年公園内に点在して整備がされるようで、公園全体が閉鎖になっているのではなく、多くの施設は通常通り使用可能のようです。
アイススケート場も閉鎖されるわけではないようです。(1月いっぱいは愛知国体準備のため、一時的に閉鎖されるようですが)。”フィギュア王国”愛知の裾野を支える貴重な施設だけに、是非これからも存続してほしいなぁと思います。
愛知県の試算では、3エリア開業時で年間100万人(愛知青少年公園全体で200万人)。5エリア開業時で年間180万人(愛知青少年公園全体で280万人)の来園者を想定しています。現在の名古屋港水族館やレゴランドとほぼ同程度の来園者となるとみているようです。
ただジブリは国内だけでなく、海外でも大きな人気のコンテンツです。ピーアール次第ではより多くの集客も期待できるだけでなく、レゴランドなどのほかの周辺施設との相乗効果も期待できそうです。
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