国道41号線と外堀通りが交わる「東片端」の交差点の北東。東区主税町(ちからまち)3丁目で、名古屋国税局東税務署の庁舎建て替え工事がすすんでいます。
地上5階、地下1階。シートがかぶせられていて、現状何階まで駆体が上がってきているのかわかりませんが、5階建てとなるともう少し上まで伸びるのではないでしょうか?
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新庁舎では、従来の東税務署の機能だけでなく、現在緑区にある税務大学名古屋研修所も移転してくる予定です。新築庁舎は旧庁舎より大きくなるだけあって、東税務署だけでなく現在、緑区にある税務大学校名古屋研修所も移転する予定です。
現地に掲げられた看板に描かれている完成イメージです。周辺は「旧豊田佐吉(トヨタ自動車の前身、豊田紡織の創業者)邸」や、「旧川上貞奴(日本最初の女優)邸」などの古くからのお屋敷が現存し、名古屋市から「文化のみち」として街並み保存地区に指定されていて、建物の高さも20メートル以下に制限されています。地上5階建てとなる新庁舎はおそらく、規制ギリギリの高さまで伸びるのではないかと思われます。ただ完成イメージを見る限り、若干心配も残ります。看板では「~歴史的な景観に調和した親しみやすい施設~」と書かれていますが、イメージをみる限り無機質な役所の庁舎が建てられるだけなのでは?と危惧します。せめて外観を茶色などの色に変えるなど、周囲の景観に少しでも溶け込む建物にできないのでしょうか?
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さらになるのは、現在、東税務署の機能が一時的に移転している東区泉一丁目の建物です。
新庁舎は2020年度に完成する予定ですが、おそらく完成すれば仮庁舎の機能はおそらくすべて移転すると思われます。仮庁舎のある泉一丁目は栄徒歩圏内で高層マンションが次々に建設され、名古屋でも最も人気の高い住宅地の一つです。仮庁舎が今後とうなるのかについての情報はありませんが、願ってもない高価値の土地を最大限に有効利用するためにも、新庁舎への機能移転後は民間に払い下げられることを願いたいです。
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