金山の今後を左右する? 市民会館建て替え

名鉄、JR、地下鉄名城線が交差し、あわせて一日平均46万人の乗降客がある金山。乗降客数は栄を凌ぎ、名駅に次ぐ名古屋第二のターミナル都市です。このように大きな潜在性がある金山ですが、「いまいちぱっとしない」といった感のあるのは私だけでしょうか?

名古屋市は、金山駅周辺を規制緩和や税制支援を受けやすい「都市再生緊急整備地域」として申請する準備を進めているなど、金山駅周辺の再開発に注力している姿勢がみえます。

そのようななか、カギを握るプロジェクトの一つが、金山駅の北にある「日本特殊陶業市民会館」の建て替えです。

日本特殊陶業市民会館

1972年に開館したこの「市民会館」。2291席の大ホール(フォレストホール)と、1146席の小ホール(ビレッジホール)があります。コンサートや演劇などが日々開催されていて、イベントの“ハコ“が不足している名古屋市にあっては貴重な施設ですが、名古屋市では老朽化から建て替えを検討しています。

市民会館の建て替えを巡っては、これまで紆余曲折もありましたが、現状は北側の「古沢公園」と一体活用をして、新市民会館と商業施設が入った複合施設を整備する方針です。

古沢公園

市民会館の建て替えは、市が2017年3月に作成した「金山駅周辺まちづくり構想」の目玉事業です。金山が名駅や栄などとともに名古屋の第3の都心となるためにも、金山の”顔”にもなる、素晴らしい施設ができることを期待したいです。

 

 

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