広小路通りや錦通りなど名古屋の街の目抜通りを歩いていると、通り沿いのビルの高さがほぼ高さで揃っているのがわかります。

広小路通り

実はこれ、昔の建築基準法で定められていた「百尺規制」の名残り。一部の特例を除いて建物の高さを百尺(31メートル)以下に規制するというものです。なぜこの規制があったのか実はよくわかっていないようですが、とにもかくにもこの規制が1970年まで続きました。このため名古屋だけでなく、大都市の市街地では、ほとんどの建物の高さが制限一杯の百尺(31メートル)で揃っているということです。

裏を返せば市街地の至るところにある「百尺」のビルは、ほとんどが築50年以上建った老朽ビルなのです。

丸栄や中日ビルなど、今栄で沸き起こっている再開発の多くは、老朽化したビルの建替に端を発しています。近い将来、こうした百尺ビルの建替による再開発の話が次々に出てくるのではないでしょうか?

名古屋市の条例では、高さ100メートル以上かつ5万㎡のビルを建設する場合、周囲の環境に与える影響を調査して、影響を極力軽減する策を検討しなければならないという「環境アセス」という手続きをしなければなりません。この手続きに2年程度の月日がかかるため、経済的には大きなロスが生じます。

このため、市内には「環境アセス」をしなくてもいい100メートルギリギリのビルがたくさん建っています。

名駅地区や栄地区など中心部では、おととしこの「環境アセス」の条件が緩和され、高さ180メートル以下の建物は「環境アセス」の手続きをしなくてもよくなりました。

老朽化ビルの建替需要と、中心部の「環境アセス」の条件緩和。今後この2つは、名古屋の街が劇的に変わる要素となるのではないでしょうか?

カテゴリー: コラム

ゆめ

名古屋栄が生活圏のサラリーマン。栄の変遷を見守ります

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