大学や物流施設、住宅・・・太田川駅西側地区で大規模土地区画整理事業が進行中
知多半島の玄関口、愛知県東海市。新日鉄名古屋のお膝元であるとともに、名古屋のベッドタウンとして成長し、現在11万3,000人を抱える知多半島最大の都市です。その東海市の中心駅である名鉄「太田川駅」の西側で、大規模な土地区画整理事業「東海太田川駅西土地整理事業」が進行中です。プロジェクトの概要と現地の様子をお伝えします。
東海太田川駅西土地区画整理事業
東海太田川駅西土地整理事業は、太田川駅の北西でバンテリンドーム7個分、34.4ヘクタールという広大な土地で行われている土地区画整理事業です。

太田川駅は駅の東側を中心に発展していて西側はやや開発が立ち遅れていました。今回の土地区画整理事業はこの立ち遅れていた西側地区の再開発を進める目的です。
区画は住宅地区のほかに日本福祉大学の拡張用地となる学術文化地区、物流施設を建設する物流施設の建設用地となっている産業物流地区が設けられています。さらにホテルや高層マンションが誘致される高次都市機能地区や、商業施設が誘致される交流拠点地区など6つの地区で成り立っています。

現地の様子
現場では一部ですでに様々な建物の建設がはじまっています。
中央部では日本福祉大学東海キャンパスの新校舎の建設がはじまっています。


すでに新校舎の外観はほぼ完成しています。
現場は現在の東海キャンパスの西隣の敷地。東海キャンパスには看護学部、経済学部、国際学部の3キャンパスがありますが、新たに社会福祉学部が美浜キャンパスから移転してくるとともに、総合政策学部が新設されます。
拡張は来年(2027年)春からで、拡張により東海キャンパスに通う学生数は現在の倍にあたる3,200人になる予定です。

また産業物流拠点では、巨大物流施設プロロジスパーク東海の建設が続いています。

区域内71,000㎡の敷地に2棟の物流施設を建設する計画。現在は一棟目の建設が進んでいます。
一棟目は2027年5月竣工の予定。地上4階建てのマルチテナント型(複数企業向け)の巨大物流施設です。EC市場の伸長などで大都市周辺で建設ラッシュがおきている巨大物流施設ですが、プロロジスパーク東海は名古屋に近いというだけでなく、伊勢湾岸自動車道の東海JCTまで4.3kmのアクセスで、日本の2大消費地である東京、大阪の中間地点として広域への配送にも適した立地となっています。
さらに物流施設は鉄道交通が不便なところが多いですが、プロロジスパーク東海は太田川駅から徒歩8分。この規模の物流施設ですと1000人規模の雇用が必要となりますが、駅近という立地は雇用確保という観点で大きなメリットがありそうです。
一方、区画の東側、住宅地区は現在、広大な更地が広がっています。


まだ区域内で建設がはじまっている住宅は少なく、開発はこれからといった感じです。今後どのように街が変貌していくのか?楽しみです。
さらなる発展に期待!名鉄太田川駅
常滑線と河和線が分岐する名鉄太田川駅は一日2万人の乗降客数を誇る知多半島最大の駅です。

これまで東側に開発が偏っていましたが、西側に大学や巨大物流施設が進出することで、今後、利用客が一気に増えることも期待されます。
今回の土地区画整理事業が周辺にどのような波及効果をもたらすのか?見守りたいです。