2026年 年頭に考える② いよいよ静岡工区の工事開始にめど リニアは名古屋をどう変える?

2026年 年頭に考える② いよいよ静岡工区の工事開始にめど リニアは名古屋をどう変える?

 

当初は2027年に開通予定も、大井川の水資源問題をめぐり静岡工区の工事が延期になっていることから、大幅に開業が遅れる見通しです。しかし昨年、最大の懸案だった大井川の水資源問題が解決に向けて大きく前進し、今年中には延期していた工事がはじまる可能性が高まりました。静岡工区のトンネル工事は着工から10年ほどかかるといわれ、開業は早くても2030年代中盤から後半にずれ込むことになりそうですが、それでもこれまで静岡工区の着工にめどが立たなかったことを考えると大きな前進です。リニアの開業が名古屋にもたらすインパクトを改めて考えてみたいと思います。

静岡工区の着工へ静岡県との交渉の現状は?

川勝前知事の頃から続いている着工に向けてのJR東海と静岡県との協議しています。川勝前知事の頃はゴールポストを動かすような取り留めもない交渉が続いていて、まったく見通しが立たない状況でしたが、現在の鈴木知事になってからは水資源問題や環境問題など28項目の課題が出され、JR東海が一つ一つ課題をクリアするといった建設的な作業となっています。昨年末の段階で静岡県が提示した28項目のうち13項目がすでに解決済で、残す課題は15項目。さらに最大の懸案だった大井川の水資源問題についてはすでにめどがついており、鈴木知事も昨年末の記者会見で「断言できないが26年(の容認・着工)は可能かもしれない」との見解を示しています。静岡工区の工事はかなりの難工事が予想され、着工から10年ほどかかるとみられることから仮に2026年に着工することができれば開通は2037年頃になるとみられます。当初の予定からは大幅に遅れたもののこれまでのようにまったくめどが立たないといった状態からは大きく前進するといえます。

リニア開通で”ストロー現象”が起きる可能性は!?

リニア中央新幹線は、名古屋−品川間を40分で結ぶ予定です。完成すれば革命的な移動時間の短縮が期待でき、特に名古屋にとっては大きなインパクトがあると考えられます。予想されるインパクトの一つとして議論されているのが、”ストロー現象”です。ストロー現象とは、交通利便性の向上により、相対的に大きな都市が小さな都市からヒト、モノ、カネを吸い取る現象です。リニア開通により、東京に本社を置く企業が名古屋にある拠点を集約することで、名古屋のヒト、モノ、カネが東京に吸い取られる可能性が指摘されているのです。

ただ一部にこうした影響が出ることは不可避だとは思いますが、私見ではこうした動きはかなり限定的なのではないかと思います。というのも名古屋はいわゆる”支店経済”都市の色合いは他都市より薄く、製造業を中心に独自の経済圏を確立している都市だからです。金融・サービス業中心に、現在、名古屋に支社・支店を置いている一部の企業でこうした動きがみられるとは思いますが、大きな動きとして顕在化する可能性は少ないのではないでしょうか?

リニア開通で名古屋は日本の”ハブ”となれるか!?

ストロー現象というマイナス効果の懸念もありますが、やはりリニア開通は名古屋にとっては、大きなチャンスです。リニアが開通すれば、東京・大阪双方に一時間以内で行くことができる都市となります。その上、特に東京に比べてはるかに土地が安いこともあり、特に外資系企業が日本に拠点を置く際には大きな優位性のある都市になります。アピール次第では多くの世界企業の日本拠点を誘致することができるのではないかと思われます。さらにこれもアピール次第ですが、外国人観光客が名古屋市内のホテルを拠点にして、東京や京都など日本各地を旅行するというスタイルを確立させることも可能となります。日本の”ハブ都市”として、世界にアピールすることができれば、名古屋のポテンシャルは一気に花開く可能性があります。

いよいよリニアが開通に向けて大きく動き出す今年。リニアを名古屋の活性化に繋げるべく地元政財界などが中心となって真剣に検討を始めなければならないのではないでしょうか。

 

>最強のWordPressテーマ「THE THOR」

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております! 日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

CTR IMG