また一つ大型再開発の予兆?・・・錦二丁目で新たに雑居ビルが解体 2025年10月
繊維商社が集結し市内最大の”繊維街”となっている中区錦二丁目。現在、1960年代に集中的に建てられた雑居ビルが老朽化し、次々に建て替えによる再開発が進んでいます。

場所は伝馬町通と長者街通が交わる交差点の南東角。地上4階建てのビルです。工事は8月末からはじまったようで、ビルの周囲にはフェンスが設置され、建物全体がグレーのシートに覆われています。
写真左側が今回、解体が始まった雑居ビル。路地を挟んだ向かい側の敷地は、高層タワーマンション「【仮称】グランドメゾン錦二丁目」(地上23階、地下1階、高さ87.7m)の建設予定地です。この現場ではかつて6棟の雑居ビルがありましたが一気に解体され、一体開発が進められています。
今回の雑居ビルの解体工事の「注文者」は八木兵殖産。地元の繊維商社「八木兵」の傘下企業となる不動産会社です。現場の南側にも老朽化したビルがありますが、こちらのビルにも「八木兵殖産株式会社」という看板が掲げられていて、こちらのビルの所有者も八木兵殖産の可能性があります。ひょっとしたら今後、こちらのビルの解体工事も進められ、なんらかの一体開発が始まるかもしれません。
現場のさらに西側には2022年に完成した「プラウドタワー名古屋錦」(地上30階、地下1階、高さ110m)があります。この一帯の景色はここ数年でめまぐるしく変化しています。
今回の雑居ビルについても解体後、どのような跡地利用がされるのか?今後、注意深く見守っていきたいです。