新たな鉄道網の整備も!?愛知県が中京圏の鉄道ネットワークの充実・強化に向けた基礎調査を公募へ
先日愛知県が、「中京大都市圏及び中部圏における鉄道ネットワークの充実・強化に向けた基礎調査の委託先を募集することを発表しました。
「中京大都市圏及び中部圏における鉄道ネットワークの充実・強化に向けた基礎調査」の委託先募集について
調査の目的について愛知県は「鉄道ネットワークは重要な社会インフラ」としながらも、「中京大都市圏の範囲で見ると、過去10年間で路線の延伸等は行われておらず、鉄道ネットワークの充実・拡大に向けた取組は停滞いている状況です。」という現状認識を示した上で、「各種データを用い、圏域内の鉄道ネットワークの現状・課題を分析するとともに、充実・強化策を検討し、その効果や実現に向けた課題を整理したい」としています。
文書の中では「関東圏・関西圏は、鉄道事業者間の相互直通運転や新規路線整備、延伸等が進められ、圏域内の時間距離の短縮や利便性の向上が図られている」ということにも触れられています。名古屋周辺ではとかく”採算性を理由に、ここ十数年、新線の整備などが凍結しているのが現状ですが、関東圏・関西圏では次々に新たな鉄道網が整備されていて、さらに”差”をつけられていることも事実です。
名古屋周辺の鉄道ネットワークは現状、お世辞にも十分とは言えません。名古屋市内ですら”鉄道空白地”がそこかしこに存在し、ポテンシャルを十分に活かしきれていないのが現状です。
今回の公募はここにきて行政がようやく”重い腰”を上げたともいえ、今後に期待したいです。