しばらくは塩漬け!?・・・旧「名古屋市営地下鉄名城工場跡地」 2025年7月
中区三の丸四丁目。地下鉄名城線「名古屋城駅」の一番出口を北へ100mほどいったところ。長くフェンスで囲われて動きがなかった旧「名古屋市営地下鉄名城工場跡地」で動きがありました。

フェンスがとり外され、コインパーキングが設置されました。撮影時、すでにオープンしていたとみられますが、オープン直後だったのか、駐車する車の姿はありませんでした。
名城工場は閉鎖になりましたが土地の所有者は名古屋市営地下鉄のままです。跡地利用については当初、朋寿会という西区の医療法人が50年間、年3,200万で用地を借り受け、ホテル、クリニック、スポーツ施設、スパ、サウナ、レストラン、カフェなどが入る複合施設を建設する計画がありました。しかし建築資材の高騰などを理由に計画が暗礁に乗り上げ、朋寿会は事業の撤退を表明。計画が完全に白紙となっていました。
旧「名城工場跡地」、朋寿会の計画についてはこちら
数年間、”塩漬け”となっている中で、やはりというべきか新たに設置されたコインパーキング。あくまで暫定的なものだとは思いますが、残念ながら本格的な再開発は今少し先になるかもしれません。
連日のように大勢の観光客でにぎわう名古屋城が至近、新たに誕生したIGアリーナ(愛知国際アリーナ)からもほど近く、そこそこの需要を見込めるのかもしれませんが、この一帯は全国でもめずらしい路上駐車可能区域にも指定されており、駐車場利用者がどれほどいるかは見極めが必要かもしれません。
ただいずれにしても、いち早く本格的な再開発が着手されることを願うばかりです。今後の動向について引き続き注視したいと思います。