工事は着々と・・・「名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業」 2025年5月
西三河地方を南北に横断する名鉄三河線。総延長は39.8ｍで、名鉄本線の知立駅を起点に豊田市の中心部などを経由して豊田市の猿投駅までの「山線」と、刈谷市、高浜市を経由し碧南駅までの「海線」があります。名鉄本線から分かれた単線のローカル線ではありますが、豊田市など西三河地方の主要都市を経由することもあり、一日8万人以上が利用しています。
この三河線山線の豊田市南部、「若林駅」周辺の2,234ｍを高架化して、4つの踏切を除去する「名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業」の工事が進められています。
現在は線路を”仮線”に移した上で、高架化工事が着々と進んでいます。
前回投稿から10か月ぶりの投稿です。
前回登校時は支柱の”建設”が着々と進められていましたが、今回撮影時には要塞のような”壁”が延々と続いています。
「名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業」の前回投稿はこちら
写真左側の線路は、現在一時的に使用されている”仮線”です。一部ではすでに足場が取り外されていて橋梁部分が顔を出しています。
竣工は2027年度の予定です。三河線は知立駅付近でも高架化工事が進んでいて、徐々に高架化がされる区間が増えています。
三河線の高架化工事も着々と・・・「名鉄知立駅付近連続立体交差事業」
三河線は現在、将来、輸送力強化に向けて複線化する構想もあり、高架は将来の複線化にも対応できるよう整備が進められています。
トヨタを中心にした分厚い製造業に支えられ、県内でも最も成長が著しい西三河地区。三河線の高架化の推進はその西三河地区の勢いの”象徴”ともいえそうです。