丸の内地区で新ホテル「【仮称】名古屋市丸の内ホテルプロジェクト」建設へ 2025年3月
中区丸の内一丁目の一角で新たなホテル「【仮称】名古屋市丸の内ホテルプロジェクト」の建設がはじまっています。

敷地面積443.79m。決して広くない敷地に、1基の移動式クレーンが稼働しています。
地上12階、高さ44.11メートル。ホテルは狭い敷地面積を最大活用したものになりそうです。
この場所にはかつて広島に本拠を置くシティホテル「ホテル1-2-3名古屋丸の内」がありましたが、かなり老朽化していて、2022年1月末に閉館していました。閉館後は、同じ広島に本拠を置く中堅のマンションディベロッパー「マリモ」が解体工事を手掛けていたこともあり、解体後なマンションが建設されるのでは?とも思いましたが、再びホテルが建設されるようです。
「ホテル1-2-3名古屋丸の内」解体工事のその後はこちら

現地に掲げられている建築予定看板によりますと、建築主は全国でホテルなど様々な開発を手掛けている不動産コンサルタントの「霞が関キャピタル」。あくまで想像ではありますが、「ホテル1-2-3名古屋丸の内」が閉館後、中堅ディベロッパーのマリモが土地と建物を買取りマンション開発を進めようとしたものの、建物解体後になんらかの理由で方針転換し、土地を霞が関キャピタルに売却したのではないかと思われます。「ホテル1-2-3名古屋丸の内」が閉館し、建物が解体された時期は街がまだ”コロナ禍”から脱しきれていない時期でした。ただ最近インバウンド需要が回復し宿泊施設が常に不足している中で、改めてホテルの建設計画が持ち上がったのではないでしょうか?
東京や大阪などに比べやや後れを取っているといわれる名古屋のインバウンド需要ですが、それでも徐々に外国人観光客は増えてきています。慢性的な”宿泊不足”を補いインバウンド需要の”受け皿”となることを期待したいです。