2017年にまちびらきをしたささしまライブの南側。中川運河の堀止地区で、JR東海グループの「名古屋ステーション開発」が手掛ける再開発計画。2026年3月まで、ホテルやトレーラー屋台などを整備し、都心部のウォーターフロント空間に”賑わいの場”を創出する計画です。
計画地は大きく用地A、用地B,C、堀留水面の3つに分けられます。
それぞれの計画地に整備される施設は以下のとおりです。
用地A (東側) | キャナル・ルーフ(大屋根) ホテル ルーフ・トップバー キャナルウォーク(遊歩道) モビリティボード |
用地B.C (名高速高架下) | キャナル・ルーフ(大屋根) トレーラー屋台村 コミュニティ広場 イベントビーチ |
中川運河堀留水面 | 桟橋 噴水 水上アクティビティ |
このうち再開発のメインとなる用地Aで動きがみられました。
現状、計画地には広大な更地が広がっており、人影のまばらです。ただその更地の真ん中に新たに建築予定看板が設置されていました。
「中川運河堀止ホテル(仮称)他」。
地上3階、高さ16.010m。工事着手時期は2024年8月となっています。いよいよ再開発工事が始まります。
名古屋は都心部に水辺が少なく、再開発後は名古屋の新たな”名所”になることは間違いありませんが、やはり少し気になるのはその立地です。
最寄の駅はあおなみ線の「ささしまライブ駅」。都心にありながら公共交通がやや貧弱なのは否めません。せっかく魅力的な空間ができても、市民の足が遠のくのではないでしょうか?再開発事業者は、JR東海グループの名古屋ステーション開発です。再開発を成功させるためにもすぐ東を通る東海道本線沿いに新駅を建設する必要があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。