ついに完成・・・「名古屋清水フコク生命ビル」(【仮称】名古屋丸の内一丁目計画) 2025年5月
中区丸の内一丁目。「日銀前」交差点から少し西に行った桜通り沿いで建設が続けられていた大規模オフィスビル「名古屋清水フコク生命ビル」(【仮称】名古屋丸の内一丁目計画)。
建設開始から実に3年半。このほどついに竣工を迎えました。
地上16階、高さ85mの高層オフィスビル。
1階~3階部分にはテナント企業向けの自走式の立体駐車場が設けられています。都心のビル内に駐車場が設けられることは比較的珍しいですが、自動車での比重が東京や大阪に比べて高い”車社会”の名古屋ならではつくりのビルといえます。
「名古屋シミズ富国生命ビル」(【仮称】名古屋丸の内一丁目計画)の前回投稿はこちら
「日銀前」交差点にかかる歩道橋からの写真です。手前が1966年竣工の「キリックス丸の内ビル」(地上9階建て)。高度経済成長期に建てられた典型的な”百尺ビル”で、新ビルはこの2倍以上の高さになり新ビルは旧「フコク生命名古屋ビル」に加え、東隣の駐車場跡地を一体開発してつくられました。
旧フコク生命名古屋ビルは地上9階建て。さらに駐車場跡地との一体開発がされたことで、かなりグレードアップした建て替え工事となりました。延べ床面積は4万6000㎡。市内でもトップクラスのオフィスビルです。
エントランス付近には植栽も施されていて、先進的で洗練された急患が演出されています。
名古屋の都心部では高度経済成長期に建てられた低層で老朽化したオフィスビルがまだ数多く残されていて、今後もこうしたビルの建て替えによる”新陳代謝”が続けられることになりそうです。