新場外発売施設「サンアール名古屋・J-PLASE名古屋」が完成・・・旧名古屋競馬場跡地開発最新状況 2024年1月
あおなみ線の「港北駅」(旧名古屋競馬場前駅)の南東に広がる広大な敷地。2022年3月に弥富市に移転した名古屋競馬場の跡地です。
跡地には元来、2026年に名古屋で開催されるアジア大会の選手村として活用された後、中部電力グループが中心となって、マンション、一戸建てを含めた宅地、商業施設、高校(誉高校)などが整備される再開発計画が進められていました。
しかし物価高による経費高騰などを受け、昨年(2023年)大会組織委員会は選手村の建設を見送り、既存の名古屋市内のホテルなどを活用することを発表しました。その後、再開発計画そのものがどうなるのか?の情報は依然明らかにされていませんが、跡地では再開発に向けた工事が着々と進んでいるようです。
工事は下水道など都市基盤を整備するための”宅地造成工事”のようです。選手村建設見送りを受け、計画が若干変更されるかもしれませんが、中部電力グループが中心となって再開発が進められること、予定地内に誉高校が移転してくることなどは変更がないようなので、再開発自体には大きな変更はないのかもしれません。
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そんな中、敷地の南東には新しい名古屋競馬場の新しい場外馬券施設「サンアール名古屋(J-PLACE名古屋)」の建物が完成間近となっています。稼働は今月(2月)26日のようです。2022年3月に弥富市に競馬場の機能が移転してからも、2年間、建物の一部が場外馬券売り場として残されていて、日々、競馬ファンが行き交う様子がみられていました。
新場外馬券売り場の稼働後は、再開発に向けこちらの建物の取り壊しが始まるとみられます。
再開発を進める中部電力グループの中には、2018年に中部電力の傘下にはいった中堅不動産会社の「日本エスコン」(大阪府大阪市)があります。日本エスコンは昨年北海道にオープンした「エスコンフィールド」を手掛けた会社。夢のある大きな再開発にも実績がある会社です。今後、どのように再開発が進められていくのか?楽しみに見守っていきたいと思います。
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