足場の設置は着々と・・・「名鉄レジャック」解体工事
2023年9月
中村区名駅南一丁目の「笹島交差点」の南西角。今年3月に閉館したレジャービル「名鉄レジャック」の解体工事。閉館から半年経過し、建物の周囲に足場の設置が進んでいて、本格的な解体を前にした準備工事が着々と進んでいます。
「名鉄レジャック」解体準備工事の前回投稿はこちら
「名鉄レジャック」は”世の中すべてのレジャーをジャックする”という思いをこめて1972年に竣工しました。飲食店をはじめとしてビリヤードやボーリング、ディスコなどありとあらゆるレジャー施設がテナントとして入っており、長年、大勢の若者でにぎわった名古屋を代表するレジャービルでしたが、今年(2023年)3月、老朽化のため閉館し、夏ごろから解体準備作業に入りました。
足場はビルの中腹のあたりまで設置が完了しました。あと1ヶ月か2ヶ月ほどで、建物全体がスッポリとグレーのシートに覆われ、本格的名解体工事に入ります。
跡地は名鉄などが名駅通り沿いの長さ400メートルの区域で検討中の大規模再開発のなかにあります。計画をめぐってはコロナ禍で一時、延期が決まっていましたが、名鉄は新たに来年度(2024年度)中に方向性を示す方針を打ち出しています。
名古屋のバブル時代の”象徴”でもあった名鉄レジャックの解体は一抹の郷愁があるものの、新しく打ち出される再開発計画は、名古屋にとって過去最大級の大規模再開発計画となる可能性を秘めています。
“名古屋新時代”の幕開けが到来したといっても過言ではないかもしれません。