昭和のマンモス団地「又穂団地」の解体工事がほほ完了・・・跡地開発の行方は!?
地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から少し東に行ったところ。西区又穂町2丁目で進められていたマンモス団地「又穂団地」の解体工事。現在、工事はほぼ完了し、仕上げの段階に入っています。
現場は現在、延々と白の囲いで覆われています。現地にいくと改めてその規模の大きさに驚かされます。
旧又穂団地は、高度経済成長期の1967年(昭和42年)に供用が開始された総戸数1044戸の巨大団地です。敷地には地上15階建てのものなど3棟の高層住宅があった他、スーパーやレストラン、プールなどが一体的に建設されていました。
前回投稿時から約一年が経過しました。解体工事は2年ほど続けられていて、前回投稿時は解体工事が佳境を迎えていました。
旧「又穂団地」解体工事の前回投稿はこちら
解体工事はほぼ終了し、現在は地下躯体や杭の撤去、整地などが行われています。
又穂団地は名鉄が所有している土地に、現在のURの前身、日本住宅公団が整備を進めたものです。最盛期には1000を超える世帯が生活をしていた同団地ですが、解体前には300世帯にまで減少していて、URでは敷地の4分の1ぐらいの土地(プール跡)に新たに集合住宅「アーバンラフレ庄内通」(全353.戸)を建設して住民を移転させた上で、残りの4分3を名鉄に返還する予定のようです。
何と言っても気になるのは、名鉄に返還される跡地の今後の行方です。名古屋駅から北へ5キロ、地下鉄鶴舞線「庄内通駅」まで徒歩8分と都心へのアクセスも抜群です。土地の返還を受けた名鉄が今後、なんらかの大規模再開発に乗り出す可能性は非常に高いと言えます。今後の情報の更新から目が離せません。