レジャックが閉店・・・今後の名鉄再開発の行方は!?
名古屋駅から南に数百メートル。名駅通と広小路通が交わる「笹島」交差点の南西角。名古屋を代表するレジャービル「名鉄レジャック」が先日閉店し50年の幕を閉じました。
名鉄レジャックは1972年に開業。名前は「すべてのレジャーをジャックする」という意味を込めて名付けられたようです。飲食店のほかボウリングやディスコ、カラオケ、サウナなどあらゆるレジャー施設が集結し、かつては「レジャック行ってあそぼ」を連呼したテレビCMが話題となるなど、市内では最も知名度のあるレジャービルでした。私も含めてレジャックで遊んだ経験のある多くの”名古屋人”はやはり一抹の寂しさがあるのではないでしょうか?
閉店は3月31日。すでに入り口は閉鎖され、”営業終了”を知らせる貼り紙も掲示されました。今後、名鉄の名古屋駅前再開発に向け、解体されると思われます。
名古屋駅前再開発について名鉄は当初、2027年をめどに名駅地区に地上30階、南北に400メートルの巨大な”壁ビル”を建設する計画を打ち出していました。
しかし”コロナ禍”を受けて「社会情勢の変化に伴い今一度需要を見極めたい」として、開発を3年程度延期するとともに、2020年に計画そのものが一旦白紙となりました。
現在、新たな計画は具体的には明らかにされていませんが、名鉄の高崎社長は2021年の就任時に各報道機関のインタビュー取材に対し、2030年をめどに再開発を進めること、「あまり縮小すると事業性を悪化させる」などとして、規模を大幅縮小しないことなどを明らかにしています。再開発の方向性は新たに2024年度中に明らかにされるということですが、名古屋市内では過去最大級の再開発となることは間違いなさそうです。
今回のレジャックの閉店は、この過去最大級の再開発に号砲が打たれたといえます。
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