名古屋銀行協会会館が売却へ・・・跡地開発の行方は!?
中区丸の内2丁目の外堀沿いに「名古屋銀行協会会館」というビルがあります。昨年(2022年)末、この名古屋銀行協会会館の土地と建物が売却される方針であることが明らかになりました。
愛知県内に本店または支店等の営業拠点を有する銀行を営業拠点とする一般社団法人。会館は1985年に建設され、地上6階、地下1階。会議室やホール、レストランなどがあります。
会館内にはこれまで手形や小切手の交換業務を行う手形交換所がありましたが、全国銀行協会が運営する電子交換所に業務が移管されたことを受けて、昨年(2021年)11月に交換所が廃止されていました。
2024年3月に売却される予定で、売却と同時に会館内にある協会事務所も移転する方針のようです。どこにどのような形で売却されるのか?買い取った会社(団体)が建物を存続して使い続けるのか?果たまた解体して再開発をするのか?今後の動向に注目です。
この名古屋銀行協会会館の東隣は、2020年に解体工事が進められた旧産業貿易館西館の跡地です。
旧産業貿易館西館の解体工事の様子はこちら
解体後はしばらく地下通路撤去の作業用地として利用されていましたが、作業も終了したようで、現在、コインパーキングの整備が進められています。
産業貿易館は愛知県の施設だったことから、こちらの土地の所有は愛知県だと思います。駐車場はあくまで暫定利用だと思われ、今後、どのように土地利用されるか明らかにされていません。名古屋銀行協会会館跡地との一体開発というのも期待してしまいますが、旧産業貿易館西館跡地が公有地であることを考えるとさすがにそれは難しいのかもしれません。現実的には愛知県警本部など建物が老朽化している三の丸界隈の県の機能の移転場所になる可能性が高いのでは?と思われます。
いずれにしてもこちらの動向についても見守り続けたいと思います。