鉄道高架化で一気に様変わり 名鉄「布袋駅前」再開発事業 2022年10月
名鉄犬山線。江南市北部にある「布袋駅」。かつて、急行停車駅でありながら、駅前に古い倉庫などが立ち並び駅前にあまり賑わいはありませんでしたが、2020年に鉄道が高架化したのを契機に一気に様変わりする兆しをみせています。
2020年5月に高架化された名鉄「布袋駅」のホームです。あまり知られていないですが、JR線など競合路線もない犬山線は、名鉄で最も収益の高い”ドル箱”路線です。
駅の東側では地上4階、高さ21.3メートル。図書館、保険センター、子育て支援センターなどの公共施設と、食品スーパーや物販施設、保育所などの民間施設が入る「(仮称)布袋駅東口公共施設整備事業」が計画されています。2023年の春オープンを目指して工事が進んでいます。
駅の西側では駅前ロータリーなど駅前広場の整備が進められています。
布袋駅の乗降客は一日平均8,869人(2019年)。急行停車駅ではあるものの特急は通過駅となっていて、犬山線のなかでは中程度の駅です。ただ名鉄名古屋駅から24分の好立地は魅力で、大きなポテンシャルを秘めたエリアです。駅前整備が完成すれば、大きく飛躍する可能性もありそうです。
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