ついに躯体が・・・オフィスビル「(仮称)名古屋市中村区名駅5丁目PJ」建設状況 2022年8月
中村区名駅5丁目。旧「第三銀行名古屋支店」跡地で大和ハウス工業が開発を進めているオフィスビル「(仮称)名古屋市中村区名駅5丁目PJ」。前回投稿から約一年が経ちました。
ビルの建設工事の開始は昨年(2021年)12月。これまで長く基礎工事が続けられていて、外からでは工事の進捗が伺いしれませんでしたが、この度、ごく一部ではありますが、躯体が上昇しはじめたのが確認できました。
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現場の南東方向からの写真です。写真奥の建物は1984年竣工の「名古屋国際センタービル」(地上26階、高さ102m)。名古屋市内で初めてとなる100メートル超えの超高層ビルで、いわば名古屋における”超高層ビルの老舗”です。すでに40年近く経っていますが、今も色褪せないランドマークです。
話が多少横にそれて恐縮ですが、新ビルの建設予定地は桜通り沿い。地下鉄桜通線の「国際センタービル駅」と「丸の内駅」のちょうど中間点のあたりです。
「(仮称)名古屋市中村区名駅5丁目PJ」は地上13階建て、高さ59.10メートル。2023年9月に竣工の予定です。
第三銀行は去年(2021年)5月に三重銀行と合併し、支店機能の統廃合の流れの中で、今回支店用地をビルを建設している大和ハウスに売却し、今回の再開発となりました。
長引く低金利政策により経営環境が厳しくなっていることに加え、金融サービスのIT化(フィンテック)が進むなか、地方銀行の支店機能の統廃合は今後も加速していく可能性が高いです。地銀の支店は概ね街の中心部に多く、そうした”支店跡地”の再開発が今後もいくつかみられるのではないでしょうか?
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