名駅西で新たな再開発!?・・・「名鉄ニューグランドホテル」が閉館
名駅西口(新幹線口)。「名鉄ニューグランドホテル」が今年2月末に閉館しました。
開業は1985年。36年の歴史を持つ老舗ホテルで、ビジネス客を中心に需要がありましたが、8割~9割あったホテルの稼働率がコロナ禍により4割程度にまで落ち込んでいて建物の賃借契約が期限を迎えたのにあわせ閉鎖を決めたようです。
ホテルの閉鎖から3ヶ月。すでに「名鉄ニューグランドホテル」のロゴも取り外されています。名古屋市内ではこのところ老舗ホテルの閉館が相次いでおり寂しいばかりですが、コロナ禍もようやく出口が見えはじめており、6月からは徐々に訪日外国人観光客の受け入れも徐々にはじまります。今後、宿泊業界が、反転攻勢に転じることを願うばかりです。
話が若干、横に逸れて申し訳ありません。名鉄ニューグランドホテルの閉館は残年ですが、気になるのはその後の展開です。
ビルを所有しているのは日本生命です。名鉄ニューグランドホテルはビルの7階から12階に入っていましたが、低層階はビックカメラの店舗で占められています。今後についての情報は現状ありませんが、ビックカメラの営業が未だ続いていることから、高層階に新たなホテルがリブランドされて入居する可能性が高いのではないかと思います。
ただ、場所は新幹線のホームの真正面にあたる駅西の玄関口で立地は抜群です。現在の建物がその抜群の立地を最大限に活かしきれているとは言えないのではないかと思います。いっそ今回を機に、建て替えによる大規模再開発が進むのではないかという淡い期待があります。いずれにしても、今後の動向に注目したいと思います。