緊急事態宣言が長引いています。いわゆる第4波のピークは越えたとみられるものの、愛知県でも依然一日200人前後の新規感染者が出ています。酒類の提供禁止、時短営業の要請など特に飲食店にとってはかなり厳しい状態が続いています。
名古屋最大の歓楽街「錦三(キンサン)」。写真は6月5日土曜日の10時前の写真です。去年春の緊急事態宣言のときとは違い、人がほとんどいないというほどではないですが、それでも、本来の「錦三(キンサン)」の賑わいからは程遠いものがあります。
少し意外でしたが6月に入り、時短要請などに従わず、朝型まで酒類などを提供している店がかなり増えているということです。時短協力金が出るとはいえ、回転資金が大きい錦三の各店にしてみればすずめの涙。これ以上要請には従えないという”苦渋の決断”なのではないでしょうか?
一方、テレビ塔(中部電力MIRAI TOWER)の真下、久屋大通公園ではいわゆる”路上飲み”をする人達の姿が多くみられました。もちろん誉められた行為ではありませんが、正直、多くの人が自粛疲れで”我慢の限界”を超えているのが現状なのではないかと思います。
コロナ禍の出口がみえないなかで、いつまでこの状況が続くのか?多くの人が気になるところだと思います。この答えについて大胆に予想すると、今月(6月)下旬から来月(7月)には騒動は急激に沈静化するのではないか?と思っています。その理由はただ一つ、ワクチン接種の加速化です。ワクチン接種が先行しているアメリカやイギリスの動向をみる限り、ワクチンの普及によりあらゆる社会活動が急激に再開しています。特にワクチン接種により、重症化する割合が大幅に減っているのは注目に値します。
日本のワクチン接種は今後も加速することが予想され、政府は7月末までに高齢者への接種を完了する見通しです。一方で、いわゆる第4波は現在、沈静化に向かっています。今後も再びリバウンドがくる可能性がありますが、次の波が深刻になる前に重症化リスクの高い高齢者への接種を完了することができれば、事態は収束に向かっていくと思われます。
当然、すぐにすべての行動制限が解除されるわけではないと思いますが、今後、すこしずつ社会生活が元通りに戻っていくのではないかと思います。
私自身、専門家でもなく確たることは言えませんが、トンネルの出口がすぐそこと信じて、あと少し耐えたいと思います。