大規模再開発の可能性大・・・旧名古屋市教育館解体今度こそ始まる！？ 2021年3月
栄の中心部。久屋大通公園のすぐ西側にあるレトロビル「旧名古屋市教育館」の取り壊し工事がいよいよ始まったようです。
建物の回りに白いシートがかけられ始めました。
敷地内にはショベルカーの姿もみられました。旧名古屋市教育館は60年近く前の1962年竣工でかなり老朽化した建物です。2019年8月に、ここから一キロほど北に行った東区泉一丁目に「新名古屋市教育館」が完成して以降、すべての機能が移転した後は役目を終えて廃墟となっており、ビルに人気（ひとけ）はなくなっていました。
「新名古屋市教育館」についてはこちら
ちょうど一年前に投稿した際にも建物の回りに柵が設けられはじめ、いよいよ解体作業が始まるのではと思いましたが、それ以降大きな進展はありませんでした。
旧名古屋市教育館解体の前回投稿についてはこちら
ただ今回撮影時には、現場に「旧名古屋教育館取りこわし工事」と書かれた看板が掲げられていました。
さらに前述のように敷地内にショベルカーの姿をみることもでき、解体工事がいよいよはじまるのではないかと思われます。
ただ気になるのは、未だ明らかになっていない建物解体後の跡地利用です。場所はまさに栄の一等地です。名古屋市教育館だけでなく、周辺の敷地との一体開発というのが成功すれば、かなり大きな再開発が期待できそうです。
跡地利用の検討業務は、現在建設中の「（虎の門ヒルズステーションタワー」（地上49階建て、高さ265.75メートル）の設計を手掛けるなど数々の実績がある久米設計（東京都江東区）です。再開発の情報がなかなかでてこないのは若干もどかしいですが、場所は願ってもない好立地。拙速を避け、すばらしい再開発案がまとまることを期待したいです。
旧名古屋市教育館のその後についてはこちら