冬にはスケート場にもなる水盤や、サッカーなどができる芝生公園。東京オリンピック前の2020年7月ごろの完成を現在再整備が進められている久屋大通公園。
ただ、現在ニュースになっているこれらの再整備計画はすべて錦通りから北側の話。南側の再整備については、まだなにも決まっていません。
この南側、現在バスターミナルがある「噴水南」。どまんなかまつりなどのイベントの主会場となる「エンゼル広場・久屋広場エリア」、同じくイベント会場などに使われる「光の広場エリア」にわけられます。たしかにイベントが開かれているときは、栄の賑わいを創出しているこの南側ですが、イベントがひらかれないときは、栄のど真ん中にも関わらず閑散としているのが実情です。
市民憩いの場というよりは、街を東西に分断してしまっている感じです。北側に続いて南側についても、今後、本格的に再整備することが検討されますが、名古屋市が2016年にまとめた栄グランドビジョンではこの南エリアを「にぎわいの空間」と位置づけた上で「大規模イベント空間の充実を図り、来訪者が集い楽しむことができる公園を目指す」としています。
動きがはじまっているところもあります。3月まで機能していた「噴水南バスターミナル」の跡地。
暫定ではありますが、2020年初頭までに、イベントやBBQなども楽しめる広場が整備される予定です。
施設は本格的に整備がはじまる前のおよそ3年限定になるということですが、公園の東側と西側をつなぐにぎわいが創出できる施設になることを期待したいです。
いずれにしても、栄地区は久屋大通公園の西側がにぎわいの中心ですが、東側が現在公園に分断されていることもあり、いまいち立ち後れている感があります。久屋大通公園の再整備や新中日ビルの完成が、栄の面的拡大につながってくれればと思います。