本線と三河線 知立駅立体交差
ゴールデンウィークの西三河企画第2段。本日は、名鉄知立駅の立体交差事業をとりあげます。
愛知県知立市は、人口は72,460人(2019年4月1日現在)と県内でもあまり大きな市ではありません。ただ人口増加率が前年同月比で101.0%とこちらも高い伸びを示しています。西三河の工業都市の一つではあるものの、交通の便もよく刈谷や豊田そして名古屋のベッドタウンとして栄えてきているという側面の強い街です。
その知立市でいま進められている大事業が名鉄知立駅の立体交差事業です。
名鉄知立駅の乗降客は一日平均33,102人(2017年度)。名鉄本線と三河線の結節点でもある拠点駅です。それだけに2線を一気に高架化するという、一般的な高架事業より大がかりな事業となります。
高架は3階建て。3階を走るのが三河線、2階を走るのが本線です。
高架事業は、2段階に分けて行われ知立駅周辺と本線の名古屋方面、三河線が第一段階、本線の新安城方面の一部が二段階目の工事となります。
現在行われているのは一段階目の知立駅周辺。
現在は、線路を一事的に移動させるための仮線工事が終わり、高架橋の設置工事が始まっています。
高架事業の総事業費は、第一段階だけで約610億円。特別会計などもあわせた知立市の年間予算385億円をも越える一大事業です。完成は2023年。知立市の玄関口の景色は大きく変わりそうです。
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