東片端の交差点のやや北、国道41号線から東に入ったところ東区主税町3丁目で、名古屋国税局東税務署の建て替え工事が行われています。
現在は、老朽化していた旧庁舎の解体工事が終了した状態。旧庁舎があったときはあまり感じませんでしたが、敷地は3,619㎡と意外と広い面積があります。
新築の庁舎は、地上5階・地下1階。周辺は旧武家屋敷や旧川上貞奴邸など歴史的建造物が多く、名古屋市の景観形成地区に指定されているこの地域。建物の高さは基本的に20メートル以下に規制されています。地上5階建てということは、規制ぎりぎりの高さになるのではないでしょうか?
建て替えの終了は2020年度中。新築庁舎は旧庁舎より大きくなるだけあって、東税務署だけでなく現在、緑区にある税務大学校名古屋研修所も移転する予定です。
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気になるのは建て替え中、東税務署の機能が移転されている泉一丁目。
泉一丁目は、栄の中心部にも徒歩圏内で、高層マンションが林立している地域です。現在、市内の住宅地で最も地価が高いところです。
高層マンション需要が高いこの地域で、東税務署が入る名古屋国税局の低層の庁舎があるだけというのは、あまりにももったいない気がします。新庁舎が完成するまでは仕方がないにしても、新庁舎ができて、移転が完了した際には、基調な土地を最大限に活用できる民間業者に、速やかに払い下げてほしいと思います。