栄の再開発の動きのスピードは、ここ最近目覚ましいものがあります。先週、中部経済新聞がビックニュースをスクープしました。「名古屋にリッツカールトンが進出する」、「明治屋名古屋栄ビルと隣接地のコインパーキングを合わせた名古屋栄の一等地に開設する」(2月20日 中部経済新聞)としています。
明治屋名古屋栄ビルは1938年にできたレトロビル。戦前に建てられた建物というのは驚きです。
明治屋は2014年に閉店。それ以降、いままで丸5年ほど下の写真のような状態が、続いています。
中部経済新聞の記事は、このビルと隣のコインパーキングを、一体開発してリッツカールトンが進出するというもの。
本当であればかなり大きな話ですが、翌日までに、一部の他紙がいわゆる「追っかけ記事」を書きました。
このうち、朝日新聞は「明治屋ビル年内に解体へ 再開発は未定」と、リッツカールトンの進出には触れず、とりあえず明治屋ビルが年内に解体されることを書いているのみ。
これに対して、中日の記事は、若干具体的です。明治屋を年内に解体し、新しい建物が2022年に建設予定。新しい建物では、リッツカールトンの誘致を進めているというものです。
様々な情報から推測する限り、「明治屋」が解体されるのは今年中であるということですが、リッツカールトンが進出を決めたというのは、ややいい過ぎなのではないでしょうか?おそらく、地権者のダイテックがリッツカールトンを誘致しようと動いていて、リッツカールトン側も前向きに検討している状況なのではないかと思います。
東京や大阪などの大都市にくらべ、圧倒的に高級ホテルが少ない名古屋市。リッツカールトンはマリオットグループのなかでも最高峰の高級ホテルで、役者としては願ってもないものです。誘致が成功するのを祈るばかりです。